南部茶
静岡県境の南部町を中心とする県南部の地域では、安土桃山時代には茶の栽培が行われていた記録があります。
昭和30年頃「やぶきた」という品種が導入されるとともに、茶工場が整備され産地として発展してきました。
栽培に適した温暖な気候と発生の多い霧による天然の「かぶせ」効果(日光を遮る効果)もあり、良質なお茶が生産されています。
南部茶プレミアムティー
南部茶プレミアムティーは、浅蒸しで製造されているため、黄金色にきらめく水色(すいしょく)が特徴です。
見た目の印象とは異なり、しっかりと溶け込んだうま味と爽やかな渋みを味わうことができます。
手摘みで丁寧に収穫した2種類のお茶を、ぜひお楽しみください。
天子(かぶせ茶)
収穫2週間前から「かぶせ栽培」を行い、品質を最大限に高めた茶葉を使用しました。
地域で高い加工技術のある方の協力のもと、丁寧な加工を行い、これまでにない良質なお茶に仕上げています。
- 茶葉:3~4g
- お湯:65℃、120cc
- 浸出時間:90秒
白鳥(煎茶)
品評会などのお茶を生産する時にのみ収穫する「自然仕立て」の茶葉を使用しました。
手摘み作業で収穫を行い、農家独自の茶工場で丁寧に製造しています。
手間暇かけて作ったからこその味わいをぜひご賞味ください。
- 茶葉:4~5g
- お湯:70℃、120cc
- 浸出時間:75秒
水出し煎茶の入れ方
~渋みが少なく、さわやかに味わえます~
①冷たい水(120cc)を入れた容器の中に、そっと茶葉(4g)を入れて、冷蔵庫で3時間以上置いておく。
※できるだけ容器を動かさないでください。
※常温に置く場合は、1時間程度で抽出されます。
②茶葉を取り除くため、茶こし等を用いて別容器にゆっくりと注ぐ。
※容器の底に茶葉が沈殿していますが、かき混ぜずにそっと注いでください。
※色が薄くても、味は十分に抽出されています。
③別容器から茶碗に注いでお飲みください。
※濃い目お茶が好みの方は、茶葉の量を多くしたり、浸出時間を長くしてお好みの味に調節してください。
※渋い味がお好みの方は、①の後に軽くかき混ぜてください。